姫ちゃんのリボンシナリオ研究 │ 姫ちゃんの変身時の物質の量の過不足調整方法と変身の原理について

姫ちゃんの変身時の物質の量の過不足調整方法と変身の原理について

pokota姫ちゃんの人(投稿日:2001/5/5)
姫ちゃんのリボン(変身)、パレット(分身)及びハートタクト(ものの大きさが変わる)の魔法に共通しているものはナンだと思います?
そろそろ「姫ちゃんの魔法のアイテムは、リボン(変身)、パレット(分身)及びハートタクト(ものの大きさが変わる)ですが、これら3つのアイテムを使った魔法には何か共通するものがあると思うのですが、ズバリそれは何だと思いますか? 」に対する姫ちゃんの人の考えを表明させていただきます。
それは、魔法のアイテムを使用する前後で魔法をかける被対象者(物)の重さが変化することです。
リボン(変身)では、例えば、姫ちゃんが愛子お姉ちゃんに変身したときは、体が大きくなる分体重が増すはずだし、夢子に変身したときは、体が小さくなる分体重が減少するはずです。よって重さが変化しています。
パレット(分身)では、姫ちゃんが分身すれば、分身が現れるので、姫ちゃん+分身で重さが2倍になっています。分身を解除したとき分身が消滅する分重さが減る。よって重さが変化しています。
ハートタクト(ものの大きさが変わる)では、ものの大きさを変化させることができるため、大きくすれば、その分重くなる、小さくするばその分軽くなる。よって重さが変化しています。
それでは、ものの重さってなんでしょうか。
地球上での重さとは、そのものが、地球とどれだけの強さで引き合っているのかということです。魔法のアイテムを使用する前後では、重力は変化していないので、重さが変化するということは、質量が変化するということになります。
さらに、質量が変化するということは、イコール、物質の量が変化することになります。
よって、「魔法のアイテムを使用する前後で、魔法をかける被対象者(物)に含まれる物質の量が変化することが共通している。」ということになると思います。
何かご意見がありましたら教えてください。

stkingyostkingyo
私も最初「それかなぁ?」と思ったんですが、「漫画界に現実の世界の科学的理論は御法度」という意識からあえて言いませんでした。確かに「姫ちゃんのリボン」のアイテムはことごとく「質量保存の法則」を破っています。しかし「質量保存の法則」は、一部の例外は除いて、科学理論の根底。これを破ると、この法則に関連する諸法則をも次々と覆すことになります。そんな暴挙をしてもいいのか?ハートタクトの効果範囲は不明だが、仮に太陽を大きくすると、地球の公転による遠心力を現在の公転軌道にかかる太陽の引力が上回ってしまう為、地球などの太陽系諸惑星は太陽に近づく。当然、太陽に近づけば気温が上がる。現在、二酸化炭素や亜酸化窒素、メタン等の温室効果ガスのせいで極地の氷が溶け、海面が上昇している。姫ちゃんの性格は即決即断即行動。「今日は寒いから太陽を大きくして温まろう」などと考えを起こそうものなら、たちまち全世界が水びたしになってしまう。使い方次第では、悪意の有無に関係なく非常に危険なアイテムと言える。しかし、姫ちゃんの人さんにケンカを売る気はないのですが、姫ちゃんが変身、分身、物質の大小変化を起こす際に「質量が変化しているという証拠」がありますか?「姫ちゃんが愛子お姉ちゃんに変身したときは、体が大きくなる分体重が増すはずだし、夢子に変身したときは、体が小さくなる分体重が減少するはずです。」とのコトですが、これは当然証拠がありません。もしかしたら体積が増えただけで、質量には変化がないのかも知れないですよ。どうでしょうか?何か御意見があればお聞かせ下さい。
pokota姫ちゃんの人
魔法の被対象者の質量が変化する証拠あります。
姫ちゃんのリボン#8「誘拐犯になぁーれ!」Bパートで、姫ちゃんが変身した森ちゃんを誘拐犯は、両手で持ち上げ抱きかかえることができました。しかし、変身を解いた姫ちゃんの胸ぐらをつかんで持ち上げようとしたときは、「ちょっと、服ひっぱらないでよ。苦しいよ!。」となっただけで姫ちゃんを持ち上げることはできませんでした。
すなわち、姫ちゃんが変身した森ちゃんは楽に持ち上がったのに、変身を解いた姫ちゃんはむきになっても持ち上がりませんでした。この事実から、「森ちゃんに変身した姫ちゃんの質量は、変身していない姫ちゃんよりも小さいために、このようなことになった」と言えるのではないでしょうか。
ところで、質量の増減なしに体積のみの増減が起こるとした場合、この現象をどのように説明するのでしょうか。 話は変わりますが、姫ちゃんが太陽を大きくする話は傑作ですねえ!!。今後の参考にさせていただきます。ご意見等のある方はどうぞ。大歓迎です。

stkingyostkingyo
なんと!!それはビックリ。姫ちゃんが変身すると質量が変わるのですね。
>ところで、質量の増減なしに体積のみの増減が起こるとした場合、この現象をどのように説明するのでしょうか。
もちろん説明できませ~ん。私の負けです。
では少し視点を変えてみましょうか。「姫ちゃんが変身すると質量が変わる」という現象について、どうやったらこうなるのか考えてみます。
まず、姫ちゃんが自分の質量より小さい人間に変身する時。これは結構簡単です。自分を一回バラバラにして不必要な部分だけ削って再構成すればよい。自分より質量の大きい人間から変身を解く時も同様である。問題は、自分より質量の小さい人間から変身を解く時と自分より質量の大きい人間に変身する時、つまり質量を増大させる時だ。
人間の約70%は水でできているので、水分は空気から吸収すればよかろう。問題なのは骨を構成するカルシウムや、血液の鉄分などの金属元素だ。金属元素というのは空気中に存在しないのである。仕方がない。こうなったら原子を作り変えるしかあるまい。空気中の酸素や窒素などの元素を核融合させるのだ。しかし、これはこれで非常に問題だ。強烈な圧力と温度が必要であるということもあるが、核融合というのは水爆の原理であり、莫大なエネルギーが放たれる。人間の体内にある金属元素が全部でどれくらいの重さになるのかは知らないのだが、ここでは簡単に、姫ちゃんの体の1%を金属、この場合金属は「鉄」に統一し、姫ちゃんの体重を30kgとしよう。つまり姫ちゃんの体内にある鉄は300gだ。そして今回は姫ちゃんの体重の2倍はありそうな五利重夫先生に変身してもらう。
五利先生に変身するには30kg程体重を増やさなければならない。作らねばならない鉄は300gだ。すると放たれるエネルギーは…なんと40兆ジュールに上る!これは石油900tにほぼ等しい。姫ちゃんは変身の瞬間は一瞬であった。その一瞬に石油900t分を燃焼させたエネルギーを放つと言うのか?当然爆心は姫ちゃんなワケだが、絶対助からないと思うぞ。仮に姫ちゃんには影響がないとしても、核融合では放射線が放たれ、変身する度に周りの人々はバタバタ倒れていく…。「一瞬が永遠になる~♪」ってそういう意味だったのか?どうして姫ちゃんの魔法のアイテムはみんなこう破壊的なんだっ!?こんな「姫ちゃんのリボン」はイヤだ!エリカ、頼むからもっと安全な魔法のアイテムを作っておくれ。
なんかちょっと意外な結論が出てしまったなぁ…。御感想をお聞かせ下さい。
pokota姫ちゃんの人
この件については、姫ちゃんの人としての考えがあります。
姫ちゃんの魔法のリボンで変身を起こすための変身装置は、どのようなものなのか。どのような機能が必要なのか考えてみたいと思います。

変身を起こすための装置に求められる機能
1 変身するとき

(1) 被変身者の身体に関する情報を蓄積する機能
(2) 変身する相手の身体に関する情報を得る機能
(3) 被変身者の記憶が、変身後にも引き継がれるように、(1)(2)で得た情報を加工する機能
(4) (3)の情報に基づいて被変身者の身体の物質を組み替える機能
(5) (4)における物質の過不足を調整する機能
(6) (1)~(5)を制御する機能

2 変身を解くとき

(1) 変身中の記憶が、変身解除後も引き継がれるように、1の(1)で蓄積された情報を加工する機能
(2) (1)の情報に基づいて被変身者の身体の物質を再び組み替える機能
(3) (2)における物質の過不足を調整する機能
(4) (1)~(3)を制御する機能

これだけの機能が実現できれば魔法のリボンは実現できると思うのですがいかがでしょうか。
ただし、現在の科学技術の水準では、これを実現することはできません。

では、姫ちゃんの変身装置は、リボンと腕時計だけなのでしょうか。
変身には被変身者の質量の変化が伴うため、物質の量が不足するとき(例えば、姫ちゃんが五利先生に変身した場合)は、不足する分を借りてくる必要があり、反対に余るとき(例えば、姫ちゃんが夢子に変身した場合)は、これを預ける必要がでてきます。これについては、(1)式のような関係になります。

変身後の姫ちゃんの質量=変身前の姫ちゃんの質量±物質の過不足調整のための質量・・・・・・・・・・ (1)

変身装置をリボンと腕時計(変身後はペンダント)のみで完結させた場合、変身前後の物質の量の調整のための物質もこの中に含まれることになるため、リボン+腕時計(又は変身中のペンダント)の重さは、それ自体の重さに加えて、物質の量の調整のための物質の重さが加算されるので、何十㎏にもなることが予想されるため、物質の量の過不足を調整するための装置(以下、物質過不足調整装置)は、別置きにする必要があります。
物質の量の過不足の調整に被変身者の周辺の空気を使う方法も考えられるのですが、この方法を使うと変身の瞬間、被変身者から又は被変身者に向かって強い風ぐ吹く現象が見られるはずであるが、こうした現象は見受けられない。よって空気は使われていない。
それでは、物質過不足調整装置はどこにあるのか。これについては、コミックやアニメの中には出てこないのですが、姫ちゃんの魔法は、すべて魔法の国に起因するため、魔法の国にあると考えるのが適当ではないでしょうか。
次に、物質過不足調整装置と被変身者との間の物質の移送をどのように行うのか。
これが問題です。異なる2地点間をほとんど瞬間的に物質を移動させることは容易ではないのですが、エネルギーであれば容易です。
物質とエネルギーは、特殊相対性理論から、同等なものであることがわかっています。E:エネルギー、m:質量、c:光速の間には、

E=mc^2  ・・・・・ (2)

の関係があります。
物質過不足調整装置と被変身者との間の物質の移送は、物質をエネルギーに変換して伝送し、これを受けた側では、これと反対にエネルギーを物質に変換すれば、実現可能となります。
姫ちゃんが変身するときと、元に戻るときは、一度、体に含まれる物質をエネルギーに変換し、物質過不足調整装置で、変身後又は元の姿になるときに必要になる物質の量を調整しながら、変身後又は元の姿に合わせて、エネルギーを物質に変換すればよいことになる。
しかしながら、現在の科学技術でこれは実現できません。ここが魔法なのではないでしょうか。
ただ、まったく可能性がないかというと、そうとはいいきれません。
物質に強いγ線を当てると、原子核の近くで、γ線の光子が電子と陽電子に変わる、電子対創生と呼ばれる現象があります。また、電子と陽電子が衝突するとその逆の現象になります。電子:e-、陽電子:e+とすると、

γ → e- + e+ ・・・・・ (3)e- + e+ → γ ・・・・・ (4)

のように表され、エネルギーと物質が互いに変換できると考えることができます。しかし、陽子や中性子ができたということは聞いたことがなく万全ではありません。
エネルギーと物質の変換が完全に行えるようになれば、魔法のリボン実現に大きく近づくのではないでしょうか。
1㎏の物質を完全にエネルギーに変換できた場合、9×10^16〔J〕(2.5×10^10〔kWh〕)と膨大な量のエネルギーになるため、これを安全に扱える技術等も必要でしょう。

陽電子:基本的な性質は、電子と同じであるが、プラスの電荷を帯びており、この点が異なる。

stkingyostkingyo
素晴らしい!!必要な条件を全くこぼさず、正確且つわりやすい解説です。姫ちゃんの人さん、貴方ただ者ではありませんね。姫ちゃんの人さんのおっしゃる通り、現代の科学技術の水準ではとても実現不可能です。では、姫ちゃんの人さんが提唱して下さった「魔法のリボンの機能」を備えたものが現代の科学技術でどこまで実現が可能かどうか考えてみます。まず「1の(1)」です。

比較的簡単そうに見えるが、「姫ちゃん」は困ったことにずっと同じ「姫ちゃん」ではない。つまり、「姫ちゃん」という対象は常に少しずつ変化するのである(具体的には髪の毛が伸びるとか)。従って「姫ちゃん」に関する情報は更新されなければならないのである。もちろん、外見のみならず体内の情報もだ。外見の情報を得るのは簡単だが、体内の情報がネックになる。人間ドックなどを使えば情報は得られるが、それにはX線などを用いる必要がある。普通、断面の情報しか取らないが、変身するからには3次元の情報が必要だから最低3方向から体の至る所にX線をあて、立体的な体内情報を得れば良い。しかしX線は、この前掲載した「姫ちゃんが変身する時(水爆を炸裂される時)」に放たれるγ線より遥かにマシだが、これも放射線の一種なのである。多く浴びると人体に多大な害をもたらすのだ。成長期の女の子に頻繁にX線なんぞ浴びさせるなんて言語同断!!姫ちゃんの健康が非常に心配だ。しかし不可能ではないので一応(不本意ではあるが)現代の科学技術でも実現可能である。

次に「1の(2)」です。

これはどうやら”得る”のではなく、最初から魔法のリボンに全ての人の情報が入っている模様である。根拠は「この世にいる人ならば誰にでも変身可能」というコトだからである。魔法のリボンはこの世にいる人といない人の区別ができるのだから、全人類の情報が入っていて当然である。しかし、これはある日ある人が死んだり生まれたりすると、魔法のリボンはそれに順応して変身可能な人間のリストを更新するということである。でもその「ある人」が死んだ場所が例えばブラジルのアマゾン河流域に広がるジャングルの密林奥深くだとしたらどこから情報を得るんだ?基本的に死体が出て来なければ「行方不明」という扱いになるので、これでは戸籍を調べても生きているのか死んでいるのかわからないではないか。
ああ…ここで現代の科学技術を超えてしまった…。もうちょっとねばりたかったのだが…。どなたかこれを解決する方法が浮かびますか?

とにかく(2)でつまずいてしまったからには(3)、(4)、(5)、(6)を実現させると姫ちゃんの人さんが提唱した「魔法のリボンの定義」に矛盾が生じるため、結局魔法のリボンは作れない。少女漫画の世界も厳しいなぁ…。
しかし、姫ちゃんの人が提唱した機能の全てをあの小さなリボンの中に作り上げた魔法の国の王女エリカ。貴方は間違いなく天才です。

pokota姫ちゃんの人

姫ちゃんの変身時の物質の量の過不足調整方法と変身の原理について

姫ちゃんの変身装置は、リボンと腕時計だけなのでしょうか。
変身には被変身者の質量の変化が伴うため、物質の量が不足するとき(例えば、姫ちゃんが五利先生に変身した場合)は、不足する分を借りてくる必要があり、反対に余るとき(例えば、姫ちゃんが夢子に変身した場合)は、これを預ける必要がでてきます。これについては、(1)式のような関係になります。

変身後の姫ちゃんの質量=変身前の姫ちゃんの質量±物質の過不足調整のための質量・・・・・・・・・・ (1)

変身装置をリボンと腕時計(変身後はペンダント)のみで完結させた場合、変身前後の物質の量の調整のための物質もこの中に含まれることになるため、リボン+腕時計(又は変身中のペンダント)の重さは、それ自体の重さに加えて、物質の量の調整のための物質の重さが加算されるので、何十㎏にもなることが予想されるため、物質の量の過不足を調整するための装置(以下、物質過不足調整装置)は、別置きにする必要があります。
物質の量の過不足の調整に被変身者の周辺の空気を使う方法も考えられるのですが、この方法を使うと変身の瞬間、被変身者から又は被変身者に向かって強い風ぐ吹く現象が見られるはずであるが、こうした現象は見受けられない。よって空気は使われていない。
それでは、物質過不足調整装置はどこにあるのか。これについては、コミックやアニメの中には出てこないのですが、姫ちゃんの魔法は、すべて魔法の国に起因するため、魔法の国にあると考えるのが適当ではないでしょうか。
次に、物質過不足調整装置と被変身者との間の物質の移送をどのように行うのか。
これが問題です。異なる2地点間をほとんど瞬間的に物質を移動させることは容易ではないのですが、エネルギーであれば容易です。
物質とエネルギーは、特殊相対性理論から、同等なものであることがわかっています。E:エネルギー、m:質量、c:光速の間には、

E=mc^2  ・・・・・ (2)

の関係があります。
物質過不足調整装置と被変身者との間の物質の移送は、物質をエネルギーに変換して伝送し、これを受けた側では、これと反対にエネルギーを物質に変換すれば、実現可能となります。
姫ちゃんが変身するときと、元に戻るときは、一度、体に含まれる物質をエネルギーに変換し、物質過不足調整装置で、変身後又は元の姿になるときに必要になる物質の量を調整しながら、変身後又は元の姿に合わせて、エネルギーを物質に変換すればよいことになる。
しかしながら、現在の科学技術でこれは実現できません。ここが魔法なのではないでしょうか。
ただ、まったく可能性がないかというと、そうとはいいきれません。
物質に強いγ線を当てると、原子核の近くで、γ線の光子が電子と陽電子に変わる、電子対創生と呼ばれる現象があります。また、電子と陽電子が衝突するとその逆の現象になります。電子:e-、陽電子:e+とすると、

γ → e- + e+ ・・・・・ (3)e- + e+ → γ ・・・・・ (4)

のように表され、エネルギーと物質が互いに変換できると考えることができます。しかし、陽子や中性子ができたということは聞いたことがなく万全ではありません。
エネルギーと物質の変換が完全に行えるようになれば、魔法のリボン実現に大きく近づくのではないでしょうか。
1㎏の物質を完全にエネルギーに変換できた場合、9×10^16〔J〕(2.5×10^10〔kWh〕)と膨大な量のエネルギーになるため、これを安全に扱える技術等も必要でしょう。

陽電子:基本的な性質は、電子と同じであるが、プラスの電荷を帯びており、この点が異なる。

何かご意見のある方はどうぞ。

stkingyostkingyo
姫ちゃんの人さん、やはり貴方はただ者ではありませんね。特殊相対性理論を持ってきたのは画期的ですね。私もいっしょに考えて行きたいところですが、高校3年生の私にはこの辺りまで来ると学力が及ばなくなってきます。でも、少し情報不足かも知れませんが、一応考えてみます。私も魔法の国に物質過不足調整装置があるという仮定で話を進めていきたいと思いますが、そもそも魔法の国って一体どこにあるのだろうか?地球には当然魔法の国という国家はない。となると…地球外?エリカは地球外生命体だったのか!?でも地球よりずっと進んだ科学力をお持ちのようだから、これはもしかしたら…。しかし、姫ちゃんはしばしば魔法の国に行き来していた。地球から一番近い星は月であるが、例え月に魔法の国があっても空気がないから姫ちゃんは窒息死してしまう。その他の太陽系の諸惑星・諸衛星も、人間が宇宙服なしで活動できるような場所ではない。それ以外の星となると今度は遠すぎて、光速の99%で飛んで行っても、冥王星ですら5時間以上かかる。アニメでは姫ちゃんは数分で魔法の国に到着していたから、やっぱり魔法の国は地球にあるのだ。どこにあるのかはわからないが、地球上のどこか隠れられる場所なのだろう。
では、地球のどこかにある魔法の国から、変身に必要なエネルギ-を仕送りしてもらう。そしてこの前と同じように体重を30kg増やすことにする。それに必要なエネルギ-は…えぇ~!?270垓ジュール!?「垓」という単位は「兆」の1万倍に当たるが、これほど膨大なエネルギ-が必要なのか…。だが不安になることはない。質量30kgの物質をエネルギ-に変えれば270垓ジュールが手に入る。それを仕送りして再び質量30kgの物質にすればいい訳だ。おお!可能性が出て来た!!しかし、エネルギ-を何に変換して仕送りするのか?「姫ちゃん」という小さな対象に瞬間的にこの膨大なエネルギ-を仕送りする訳だから、音や熱など、同心円上に広がってしまうものではマズイ。辺り一面、灰燼に帰してしまうぞ。
一番いいのは恐らくレーザーであろう。普通の光はそれぞれの光の波長と方向が異なる為、互いに邪魔し合ってエネルギーが拡散し、遠くに行くにつれて広がってしまうが、レーザーは同じ波長で同じ方向に運動する光だからほとんど広がらない。しかも今回の場合、対象が小さいのだからレーザーは非常に便利だ。それにレーザーは速度が秒速300000kmという速さだ。一瞬でエネルギ-を仕送りできる。
しかし、困ったことがある。地球には丸みがあるのだ。地上から発射したのでは、姫ちゃんがよほど近くにいないと当たらない。山に設置しても、姫ちゃんが平原にでもいない限り、飛んで行く行程にどこにも障害物がないという保障などない。エネルギ-が膨大なゆえ、何かを破壊してもそのまま姫ちゃんのところまで飛んで行くだろうが、ものすごく迷惑なので破壊行為はやめていただきたい。何も壊さずにどこでも変身できるようにしたいのなら、レーザー光線発射装置を備えた人工衛星を打ち上げ、常に姫ちゃんの頭上をマークしておけば良い。うお!?質量過不足調整装置が魔法の国にあるという前提を覆してしまった!しかもこんなことまでしても屋内で変身されてはその都度天井に大穴があく。
…まぁいいではないですか。いつでも変身できるようになったんだから。天井くらいは目をつむって下さい。
こうして270垓ジュールのエネルギ-を持ったレーザー光線を姫ちゃんめがけて飛ばせば、めでたく変身…できないっ!
姫ちゃんの人さん、貴方は大切なことを忘れています。エネルギ-から質量を作り出す過程では必ず同時に反物質が作られてしまうのです。30kgの物質を作った場合、15kgは反物質である。通常の物質15kg、合計30kgで反応して先程のレーザーと同じ270垓ジュールを放出し、消えてしまう。これでは姫ちゃんがあのレーザーを直接食らったのと変わらないじゃないか。
ど、どうしますか?姫ちゃんの人さん。
jinbeiじんべい
私の変身に対する概念がたぶん皆さんとは異なっている事を予め申し添えておきます。
まず結論から申し上げますと、「リボン」はメイン機能が重力を可変させるデバイスと考えます。さて問題になっている質量の件ですが、実際の感覚(見かけ上)で体重が変化したように感じれば良いのですから、実際に質量が変化する必要は無いのですよね。でしたら重量を変化させれば良いと考えます。では変身に伴う重量の変化を段階を踏まえて解説させていただきます。今回考察する変身のパターンは対象が姫ちゃんよりも「大きく」て「重い」場合についてです。

第1フェーズ

まず変身するためにはデバイスを起動させなくてはいけません。
デバイスの起動キーは当然、あの「呪文」と「動作」です。

第2フェーズ

次にリボンは、非接触型質量計測器として、呪文の中に含まれた変身対象者の質量を計算します。ここで、計測された質量を基にしてリボンの機能は次のフェーズに移ります。

第3フェーズ

本来は質量比分だけ重力(加速度)を増加させるだけで良いのですが、このフェーズで何がおこなわれているか、一応分り易くするために計算します。(かえって分り難い?)

仮に姫ちゃんの質量を30kg、変身対象を五利先生として質量75kgとします。
国際標準として採用されている重力標準値は980.665(cm/s^2)ですが、ここではに簡略的に9.8(m/s^2)として計算します。重量単位はN(ニュートン)です。

姫ちゃんの重量=30(kg)×9.8(m/s^2)=294(N)五利先生の重量=75(kg)×9.8(m/s^2)=735(N)

つまり姫ちゃんの重量が735Nになれば、実際の感覚(見かけ)上均衡します。姫ちゃんと五利先生の質量比は2.5だから、リボンは姫ちゃんにかかる重力を2.5倍(24.5m/s^2)を変化させるのです。

これで変身後の体重の問題はクリアできます。ただこの場合、重力(加速度)の増加により姫ちゃんに相当の負荷がかかる事と、もう一つ大きな問題が発生してしまいます。でも長くなるのでまた
後日。

あっ、もちろん厳しいご意見お待ちしております。(笑)

stkingyostkingyo
ところで、「姫ちゃんのリボン」の変身の際の質量変化についてですが、これは姫ちゃんの人さんとかなり研究しました。しかし、結局決定的な結論が出ず終いで停滞していたのですが、また新しく研究に参加して下さる方がいて嬉しいです。じんべいさんの論文でしたら確かに変身しても体重は調節できますが、しかし、これは原理を仮定してしまっているからです。私達が研究しているのは「どういう原理で変身しているのか」です。ちなみに「重力を可変させる」とのコトですが、重力を変えるというのはとてつもなく難しい。重力というのは質量に比例して大きくなるから、地球の重力を大きくしようと思ったら地球の質量を増大させるしかない。では地球の質量を増大させるにはどうしたらよいのか?当然、地球上で何かやっても質量は変わらないから、地球外から惑星なり衛星なり持って来て地球に落とすしかない。…私や姫ちゃんの人さんが今まで考えきた方法の中でももっとも被害が大きいと思うのだが…。
逆に地球の重力を小さくしようとしたら、当然反対のことをすればよい。つまり、地球の物質を宇宙に捨てるのだ。
姫ちゃんが変身する度にこんなことが起こるのである。以前、私は核融合説と特殊相対性理論応用説で地球を滅ぼしかけたが、stkingyoはまた地球を滅ぼす気か?

他に地球の質量を増大させる方法があるかというと、一応ある。アインシュタインの相対性理論によれば、物体が光速に近くなると、質量が急激に増大するという。地球を光速に近付ければ質量は増大する。しかし、どうやって地球なんか加速させるというのか?人間にとって天体などというものは動かしたりできるようなレベルの大きさではないのだ。従ってこれも却下。

残るは、魔法のリボンが重力を持っているということだが、その可能性はない。魔法のリボンが重力を持っているとしても、変身した時だけ重力を発動させるなんてことはできないのだ。重力は普通の力とは大きく異なり、遮断したり調節したり出来ないし、反発力も持っていないのである。それに、あの小さな魔法のリボンに天体並の重力(質量)があったら間違いなくブラックホールか中性子星になっているだろう。地球は魔法のリボンに飲み込まれてしまう。またもや地球を滅ぼしてしまった…。一つの話題で一体何回地球を滅ぼせば気が済むのか?もっと平和的に考えなければならないのはわかっているんですが…。

どなたか御感想・御意見がある方はどうぞ。

mikanのコピーみよぜん
宇宙まで話が発展しているみたいですごいですね。
stkingyoさんのような地球危機のような理論が成り立つのであれば、姫ちゃんのリボンはSFになってしまいません?
さて本論ですが、僕なりの分かる範囲で言えば、呪文を唱えることが一種の言語プログラミングであって、その指令プログラミングがリボン内のホストミクロPCが受けて体重調整を指令するという機能が働き、重力などの環境対応プログラムもも同時に発生する。
確か変身リミットは1時間。
つまり、姫ちゃん本人と、変身した体内との重量均衡を保てる期間が1時間であり、それ以上はリボンの力が働かなくなり、重力はその本人に完全に同化してしまい、本来の姫ちゃんの重力はリボンの中には戻らずに、存在しなくなってしまう。
しかし、「バッタリ!大地と大地」などを見てもらうと、リボンが破れて完全に直っていなくても変身は出来たが、解除が出来なかった。
変身はできるけれども解除は出来ない。
ということは、当然何時間もその人の姿のままでいたことになる。
う~ん。分からん。
ちょっと中途半端な考えで終わってしまいました(汗)。
jinbeiじんべい
さて一応風呂敷を広げたからには、きっちり畳まないといけませんので、トンデモ変身理論の続き。

第4フェーズ

そのままでは重力加速度の変化により、当然姫ちゃんの周辺が歪んで見えます。これではちょっと困りますね。
それを修正するために、このフェーズで、リボンは変身対象の可視光線反射波長を計測して変身者周辺の可視光線波長を変調させます。

我々の視覚が可視光線の各物質固有の反射光によってもたらされているものなら、光をそれと同波長に変調させれば、その物質と同じように「見える」はずです。

これで一応変身自体は終了していますが、これでは変身はただの「虚像」に過ぎません。そこで・・・

最終フェーズ

最後にリボンは虚像(変身後)の周りに、変身対象と同様の電磁気力を付加します。

視覚が物質固有の反射光に起因するように、触覚はその物質を維持しようとする物質固有の結合力(=電磁気力)によって引き起こされますので、「触れた」感じがするはずです。

この方法の場合、姫ちゃん自身に変身の前・中において直接の生理的変化は起きていないので、システムを停止させれば元通りです。

という訳で私の理論による変身は完了するのでした。

ただ光学迷彩の場合、姫ちゃんが自分よりも小さいモノに変身しようとしたら、はみ出てしまいます。その場合は、姫ちゃんとは離れた場所に「虚像」を作り出して、本人は「ステルス迷彩化」すれば良いのではないでしょうか?(笑)

まあ、呆れて質問する気も失せたかとは思いますが(汗)、何かありましたら、ご遠慮なくどうぞ。

stkingyostkingyo
じんべいさんもただ者ではありませんね(笑)。難しい内容なのでゆっくりと2回読んでやっと理解しました。

☆可視光線の波長を変調させる☆

私はそんなことできるのか存知ませんが、別に不可能そうな感じもしませんね。実際に我々が住んでいる世界には太陽光線を主とする光が物質に反射して、それぞれの固有物質が各々の色を見せているわけですからね。ただ、物質をそこに置かないでどうやって光の波長を変調させるのかは高3の私の学力が及ぶ範囲ではありません。

☆電気磁力による触角☆

これは画期的!!いいアイデアです。ただ、触れた感じはしても、あくまで虚像という点は変わりません。これは問題です。姫ちゃんの身長より20cm背が高い人に変身した場合、誰かが頭をなでると、触った感じはするのに手が頭にめり込んでいく…!これはコワイ!!SFどころかホラーの要素まで…。これでは安易に人に触れられないのではないか?特にステルス迷彩化の場合、変身した人物(というか、光と電気磁力の集合体)は全部が虚像だから誰にも触れる事はできない。幽霊と勘違いされるに決まってる!またホラーの要素が…。それにステルス迷彩化の場合、光という微少な質量を持つものだけで構成されている。どうやって重力の可変だけで体重調整すればいいんだろう?

問題は山積みです。やっぱり変身はものすごく難しい。